Panasonicパッケージエアコン CS-P80K4完全分解クリーニング
Panasonic製パッケージエアコンCS-P80K42014年製の完全分解クリーニングです。
今回のエアコンクリーニングは久しぶりの取り外してからの完全分解クリーニングです。
壁掛けタイプのパッケージエアコンなので横幅が大きいのと重量がけっこうありますが、それ以外の作りは普通の壁掛けエアコンとなんら変わりません。
重量が14.5kgと書いていますので普通のエアコンの約倍の重さがありますね。
どうりで重いはずです。
こちらのエアコンは居酒屋さんの厨房に設置してあるエアコンなのですが、沖縄はこれから梅雨を控えているのでその前に綺麗にしたい。
どうせ綺麗にするならとことん綺麗にしたい
というオーナーさんからのご依頼でした。
厨房で仕込みをやられているそばでエアコンクリーニングするのもなんなので、オーナーさんと相談して取り外して持ち帰ってから洗浄する承諾を得ました。
自宅に持ち帰り分解開始です。
2014年製とわりと新しめの機種ですが、厨房で使用している事と使用頻度が高い事が重なって汚れがだいぶ溜まっていた印象です。
特にシロッコファンは油汚れの上にホコリがこびりついていて綿のようになっていました。これじゃエアコン本来の性能は発揮できていなかったでしょう。
まずは前面のパネル、フィルター、ルーバー二枚、化粧パネルを外していきます。油がべっとりです。
ここで初めて気付きましたが、こちらの
CS-P80K4という機種はドレンパン、シロッコファンが一体型になっていました。
Panasonic製のエアコンなのでセパレートタイプだと思っていましたが、Panasonic製でもドレンパン一体型もあるんだとびっくりしました。
気にせず分解を進めていきます。ここで個人的なアドバイスですが、基盤を外す際にこちらの熱交サーミスタを外す時に中の金属バネみたいなのをつけたまま洗浄すると失くす恐れがあるのであらかじめ外しておいて、ビス類と一緒においておく事をお勧めします。
完全分解が完了しました。
今回は取り外してからの完全分解クリーニングなので、ドレンパン一体型でもセパレート型でも大差ありません。
熱交換器部分にも綿ぼこりが付着しています。これがもっと大量に付着して熱交換器の隙間を埋めてしまうとうまく熱交換ができなくなり、この熱交換器部分に氷が張ったりします。
熱交換器の目詰まりによる水漏れが実際にあったので参考にしてみて下さい↓
それからもう一つ大事な注意点です。エアコンクリーニングの業者さんはエアコンの取り外し等やらないと思うのであまり関係ないと思いますが、エアコンを取り外して完全分解する際、冷媒管の中に水やホコリが入ると設置し直した時に故障の原因になりますので絶対に避けて下さい。
このように冷媒管の中に水が入らないように何重にもテープなどを巻きましょう。
シロッコファンのアップです。
これだけホコリが付着していたらエアコン本来の性能は確保できていないでしょう。
風量ももちろん気になりますが、
何よりこのファンから出ていた風を吸っていたのかと思うと単純に嫌ですよね。
ドレンパンにも油汚れとホコリ、カビが付着しています。↓
そして熱交換器の裏側の部分です。これはシロッコファンとドレンパンを外さないと見えない部分です。
黒いポツポツがありますね。この汚れもしっかり落としていきます。
この後は一通りつけ置きしたり手洗いをして綺麗に洗浄していきます。
新品同様に生まれ変わりました。見ていてとても気持ちがいいです。
そして先ほど綿ぼこりだらけだったシロッコファンも見違えるほどに綺麗になりました。
これならエアコン本来の性能を取り戻しているはずです。
熱交換器とドレンパンも隅々まで綺麗にすることができました。
この後分解したのと逆の手順で組み立てて完全分解完了です。試運転は後日設置してからとなります。オフィスKでは通常の分解クリーニングでも綺麗になりますが、あまりにも汚れがひどい場合は思い切って完全分解クリーニングがお勧めです。
もちろん決めるのはお客様なのでもしご興味あればオフィスKに完全分解クリーニング、是非ご依頼下さい。
※設置から10年を超えている機種に関しましては買い替えもご検討いただいていますのでこちらもご参照下さい。
オフィスK 098-989-1213