H11エラーコードPanasonic CS-562CF2

H11 Panasonicルームエアコン エラーコード

Panasonic製ルームエアコンエラーコードH11修理です。

オフィスK エアコン修理

Panasonic製エアコンで水漏れ以外の修理を行うのは実に久しぶりでした。

早速ですが、Panasonic製ルームエアコンのエラーコードを検索してみると

故障診断

エアコン

自己診断コード :H11

室内外通信異常

解説

内外通信が(15)秒以上成立しない時、(2)分間パワーリレーをOFFにし再判定する。

(2)回検出で異状表示する。ただし、運転開始後およびパワーリレーON後、(1)分間は通信異常としない

※( )内数値は機種により変動

と出てきました。

要するに室内機と室外機の通信ができてませんよ。という事ですね。

据付時や移設時直後なら連絡配線の誤配線も考えられますが、このエアコンは設置から数年間順調に使用できていたので誤配線の

可能性は低いとして、やはり基板の不具合の方が怪しいと思われます。

ただ、今回の場合は当初からかなり高確率で室外機側の基板の不具合を疑っていました。

何故かと言いますと、日本列島に甚大な被害を出した台風24号直撃の直後だったからです。

台風の後から室内機のランプが点滅したらしいので、室外機の基板がやられたのでしょう。

メーカーさんに室外機の型番を伝えて基板を取り寄せましたが、1週間以上待つ事になりました。

沖縄よりも本土の方が被害が大きかったらしく、発送までに時間がかかったそうです。

部品が届き早速交換に伺いました。

室外機の中を見てみると、沖縄ならではの現象が起きていました。

ヤモリ被害

そうです、ヤモリです。

まず、今回の台風24号とは関係なさそうな完全にミイラ化したヤモリがぶら下がっていました。

オフィスK エアコン修理

真ん中あたりにぶら下がっていますが、見えても気持ちのいいものではないので今回はマーカーつけるのやめました。

基板を外して下に下ろします↓

オフィスK エアコン修理

左側が新品で右側が外した基板です。この角度だとわかりづらいですが、ヤモリガードとしてシリコンで薄くコーキングがされています。

シリコンによってヤモリなどが侵入した際に、ヤモリが水分を飛ばしても少しぐらいなら絶縁してくれる役割をしています。

問題はここからです。お食事中の方はお食事を終えてから閲覧していただく事をお勧めいたします。

ヤモリの卵

基板をひっくり返してみると白い物体がコロコロと音をたてて落ちてきました。

基板内部にヤモリがいるという事は。。。そうです、ヤモリの卵です。それもかなりの数です↓

オフィスK エアコン修理

インターネットで本土からエアコンを購入して取り付けだけを地元の業者に依頼するのも安くていいとは思いますが、この写真を見たら考え直しませんか?

シリコンはなくてもヤモリガードぐらいはついている室外機の方が気休めにはなるのではないでしょうか。

基板交換後

オフィスK エアコン修理

基板交換自体は特に難しいことはなく、スムーズに交換完了しました↓

交換完了後コンセントを挿し込み、運転してみます。

交換前には全く動かなかった室外機のファンが勢いよく回り始めました。まずは一安心ですね。

それから少しして室内側に回ってみると、ランプの点滅もなくなっていて室内機からは冷たい風がしっかりでていました。

台風24号から1週間以上待っていただいた基板交換がやっと完了し、エアコン本来の姿を取り戻しました。

生活の必需品

やはり現代の私たちの生活に欠かせない家電製品の一つがエアコンだなーと実感しました。

クリーニングや設置もそうですが、この仕事をやっていて自己満足に陥る瞬間です。

何よりお客様が喜んでくれる事が一番ですね。

最後に、2018年台風24号が日本列島を襲いました。

僕の住む沖縄でも被害はありましたが、台風だけでなく、大雨被害にあった方にも心からお悔やみ申し上げます。

エアコン修理ならオフィスK  098-989-1213

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