National CS-P112UMパッケージエアコンオーバーホール
National CS-P112UM
National CS-P112UMパッケージエアコンオーバーホールです。
こちらのエアコンはカセットタイプのパッケージエアコンになります。
製造年が2008年製と記載がありますので約10年前の製品になりますが、設置自体は3~4年前だとオーナー様はおっしゃっていました。
分解部品の汚れ
どちらにしても今回初めてのオーバーホールという事でしたので、汚れ具合が気になります。
分解の工程は省いています。こちらが分解してクリーニングする前のパネルとドレンパンです。
化粧パネルの細かい汚れはこの写真だとあまり見えませんが、ドレンパンの汚れはこの距離でも見て取れます。
その他の細かいパーツはそこそこの汚れでした。
ドレンポンプ
ドレンポンプも見た目は綺麗でしたが、分解して中を見てみると吸い込み口入口あたりにドレンスライムがいました。
このタイミングでオーバーホールしておいてよかったといえるでしょう。
もう少し遅かったら水漏れかエラー表示が出て止まっていたかもしれません。
熱交換器の汚れ
熱交換器の汚れはなかなかのものでしたよ。
周りの発泡スチロールの部分もカビが付着していました。↓
熱交換器は真っ黒です。↓
エアコンの内部を見る機会はなかなかありませんからね、これを見たお客様は『えーこんなに汚れてたんだ~』とびっくりされていました。
自分のお店(会社)のエアコンがこんなに汚れているとは誰も想像しないみたいです。
でも実際にはこのぐらい熱交換器が汚れているのはザラにあります。
飲食店なんかではこれに油汚れが付着するのでもっと大変です。
分解したパーツは外で高圧洗浄機でクリーニングし、水で濡らせない基板やファンモーターなどは刷毛で埃を落としたり、濡れタオルで拭けるところはタオルで拭きあげていきます。
クリーニング後
ドレンパンの汚れが綺麗に落ちているのが分かりますね。
これで当分ドレンスライムが発生する事はなさそうですね。
クリーニング中の汚水
次の写真は熱交換器に薬品をつけて流れてきた水です。
色が分かりやすいようにあえて白のバケツを使用しています。↓
泡立っていて少し見づらいですが、中の水が真っ黒なのが分かります。
ご自分では綺麗だと思っていても、実際にはこれだけ汚れている事が多々あります。
個人的にはここまで汚れる前にオーバーホールした方がカビがこびりつかなくていいかなと思います。
熱交換器に薬品を塗布して、熱交換器の外側にある発泡スチロールのカビを落とした写真です↓
ここからブラシで熱交換器をブラシで優しくこすります。
その後、たっぷりの水で洗い流しました。
組み立て後試運転も特に問題なくこの日の作業終了です。
まとめ
家庭用エアコンもそうですが、購入後一番最初のオーバーホールは早いほうがカビのこびりつきが少なく済む印象です。
パッケージエアコンオーバーホール・家庭用エアコンオーバーホールはオフィスKまでご連絡下さい。
オフィスK 098-989-1213