三菱MSZ-GV560S霧ヶ峰分解クリーニング
久しぶりの投稿となります。
沖縄ではゴールデンウィーク明けと同時に梅雨入り宣言をしました。
何もなくて蒸し暑い日よりも、天気予報ではっきりと『梅雨入り宣言』された方が人間の心理が働くのでしょうね。
本当に梅雨入り宣言と同時にあっちこっちから電話が来るようになりました。
おかげさまでエアコンクリーニングだけではなくてエアコン設置からエアコン修理まで忙しくさせてもらっています。ありがとうございます。
さて、今回のエアコンクリーニングの機種は
三菱MSZ-GV560S霧ヶ峰
を二台となります。
同じ機種とは言っても製造年数が違いました。2010製と2011年製です。
中身は全く同じでした笑
ビスの位置から取り外すパーツまでどれをとっても同じです。
なので一台目よりは二台目の方が作業がスムーズになります。
今回のご依頼が沖縄県うるま市にある施設様でしたが、周りが畑だからなのかエアコン本体が赤土だらけでした。
化粧パネルを外してみると熱交換器は真っ黒。
基板周りは赤土プラス埃だらけになっていました。
なかなかの汚れ具合ですよね。
後から聞いた話ですが、購入されてから初めてのエアコンクリーニングだそうです。
見えますでしょうか?
赤土と埃にまみれた基板周り。
今まで何もなかったのが不思議なぐらいですよね。
お客様からの依頼はなかったのですが、
今回は基板ボックスまで洗う事にしました。
三菱製の基板ボックスはセパレートできるようになっていますが、何の意味があるのか今だに分かりません笑
三菱製のエアコンは分解しやすいとよく言われるんですけどね。
分解した基板ボックスがこちらです。↓
基板ボックスを洗う時の注意点ですが、絶対に基板自体を濡らしてはいけません。
基板は取り外して洗うのはあくまでも基板『ボックス』だけにしましょう。
中を見てみると赤土がたくさん付着しているのが分かります。
もう一台もばらしてみましたが、こちらのエアコンと同じ様な汚れが付着していました。
どうやったらここまで外の赤土が入り込んで来るのかと気になって外の配管出口穴を確認してみました。
すると、外見は立派に化粧カバーがされていました。
もしやと思い化粧カバーを外してみると、肝心の穴の隙間が埋められていませんでした。
そりゃ外の赤土も入ってきますよね。
取付した業者さんが穴をふさいでいたらもう少し赤土の侵入を防げたかもしれません。
シロッコファンとドレンパンにも土埃のような物が付着しています。↓
熱交換器もだいぶ目詰まりしていました。↓
これだけ熱交換器が汚れていて目詰まりしていたらエアコン本来の性能は発揮できていなかったと思われます。
実際にエアコンの効きが悪いと感じられたからエアコンクリーニングを依頼してくれたそうです。
ここまで分解するのに一台目は30分ほどかかりました。↓
上の写真と全く同じパーツがもうワンセットですね。
細かく分解した基板とファンモーター、ルーバーモーターは濡らすことができないので、基板は柔らかい刷毛でホコリを払い、ファンモーターとルーバーモーターは少し濡らしたタオルで拭き上げました。↓
基板は細かい部分がとても多く、一つハンダが取れただけで動かなくなってしまうので取り扱いには十分気をつけましょう。
この後は分解したパーツを洗浄していきます。
洗浄中の写真は割愛しますが、洗浄後の写真がこちらです。↓
ドレンパンがこちらです。先ほどの汚れが綺麗にとれているのが分かります。↓
土埃だらけだったシロッコファンも綺麗になりました。↓
基板ボックス、ファンモーターボックスも綺麗になりました。↓
肝心の熱交換器を撮るのを忘れてしまいましたが、かなりの時間をかけて洗浄しました。洗っても洗っても汚れが浮いてきてとても時間がかかりました。
三菱MSZ-GV560S霧ヶ峰二台、午後1時から作業開始して作業終了したのが午後7時過ぎでした。
6時頃には終わる予定でしたが、熱交換器が思った以上に汚れていて洗浄に時間がかかったのでこれだけの時間がかかりました。
これなら一度本体を取り外して熱交換器をつけ置きした方が早いかもしれません。
次回ご依頼があった場合はそれも提案してみようと思います。
ご依頼ありがとうございました。
エアコンクリーニング、エアコン取付、エアコン修理はオフィスKにご連絡下さい。
できる限り柔軟な対応をさせていただきます。
※設置から10年を超えている機種に関しましては買い替えもご検討していただいていますので、こちらをご参照下さい。
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