ダイキン製4馬力パッケージエアコン入れ替え
ダイキン製4馬力パッケージエアコンの入れ替え工事です。
平成13年製のエアコンとの事でしたので17〜8年前の冷房専用の機械でした。室内機の音がすごいから買い替えたいと依頼をいただきましたので、今回は同じダイキン製4馬力で冷房暖房兼用のエアコンにする事にしました。
冷房専用と冷房暖房兼用の機械でもそこまで金額が変わるわけではないので、兼用の方がいいかなと個人的には思っています。
しかし、倉庫や機械室などで絶対に冷房しか使用しない場所では冷房専用をオススメします。何故なら機能が少ない分故障する確率が減るからですね。
ポンプダウン
まずは冷媒管の中に充満している冷媒ガスをコンプレッサーに閉じ込める作業からです。所謂ポンプダウンですね。この時期の沖縄は日中気温25度ぐらいあるので冷房運転でガスが戻せます。
続いて室内機の撤去です。点検口があったのでそこから配管、ドレンを切り離します。
室内機設置
今回撤去した機種は18年前の機械ですが、天井開口も吊りピッチもぴったり合うので、そのまま使用できました。
今回はガス漏れとかがあったわけではないとの事でしたので、なるべく施工費を抑えるために配管とドレンは流用させてもらう事にしました。
ただ、今回の配管が3分5分なのに対して既存の古いエアコンは3分6分と、低圧側の配管が太くなっていました。
なので室内機と室外機のフレア部分から30cmぐらいのところで配管を溶接して5分に落として機械と接続しました。
パッケージエアコンの設置にベンダーと溶接機、エキスパンダーは必需品です。もちろんルームエアコンでも使う時はありますし、他にも大事な道具はたくさんあります。
道具の必要性
どんな事があっても対応できるように現調がとても大切になってきますね。現調の段階で何が必要か考えます。
室内機と室外機側の低圧側(5分)だけを溶接します。両方とも高圧側(3分)は足りましたので、フレアを切り直して接続しますが、その際にトルクレンチの使用はかかせません。
配管接続後に真空ポンプで真空引きをしている間に室内外の電線の接続や、室内機側のドレンのやり直し、リモコンの取り替えをします。
真空引きの後は30分ほど放置して真空度が-1.00から戻らなかったのでガスを送ります。
真空引き後放置試験をしている時にゲージ圧が-0.99−0.98−0.97と下がっていかなければ大丈夫です。
今回はゲージ圧が下がらなかったのでガスを開放します。
室外機のコンパクト化
ちなみに既存の室外機と新しい室外機のサイズですが、見ての通りだいぶコンパクトになっています。
↓の写真の左側がまだ残っている4馬力の室外機です。
並ぶとその大きさが一目瞭然ですね。
まとめ
既存の室外機はダブルファンなのに対して今回設置したーのはシングルファンとなっていて、重量も20キロ以上軽くなっています。メーカーの努力が伺えますね。工事する側としてはとても助かります。
全ての作業が完了し、試運転をしている間に片付けをします。
余談ですが、昨日マキタの充電式掃除機を購入したので今日が初めての使用でしたが、吸引力が抜群でした。
今回ご依頼いただきましてありがとうございました。