ビルトイン型エアコンクリーニング
ビルトインエアコン
ビルトイン型エアコンクリーニングです。
業務用エアコンには様々な形状がありますが、代表的なのは天井カセット4方向型(天カセ)と天井吊り型(天吊り型)だと思いますが、今回のビルトイン型というのは本体は天井面に設置しますが、吹き出しは天井内をダクトで通し、本体と離れたところに吹き出し口を設けて設置するタイプです。
部屋に間仕切りが多い場合や柱があって風がうまく行き渡らない場合はこのビルトインタイプを選ぶ方が多いかと思います。
さて本題です。今回のエアコンは那覇市にある飲食店の厨房に設置されていました。SANYO製のエアコンで今回が初めてのエアコンクリーニングだそうです。
埃による目詰まり
下から見えている時点で埃が目に入りました。フィルターは写真の通りです。
拡大してみると分かりますが、かなり厚めの埃の層ができています。ここまで層ができるのはなかなかです。
あ、ここでビルトインタイプのエアコンの分解の仕方ですが、天吊りと天カセの応用だと思ってもらえればいいでしょう。
どういう事かというと、内部のシロッコファン、ファンモーター、ドレンパン 、熱交換器の形状は天吊りタイプで、ドレンアップポンプがついているのでそこだけは天カセタイプです。
今の話をまとめると天吊りエアコンにドレンアップポンプが付いているだけですね。今気付きました。
分解を進めていくとドレンパン を外すところまで来ました。ドレンパン を外すと熱交換器が見えてきます。熱交換器に埃のヒゲが生えていました。
熱交換器の汚れ
これが目詰まりの原因です。
この写真の部分が熱交換器と呼ばれる部分ですが、ここが目詰まりすると風を吸い込む事ができなくなり、その結果冷たい風(温かい風)を吐き出す事が出来なくなるわけです。
エアコンというのは吸い込んだ空気分しか吐き出す事ができないので、ここの目詰まりが超重要です。
日常のお手入れで熱交換器の清掃はできないと思いますが、せめてフィルターだけはこまめに洗っておく事をおすすめします。
さて、分解した部品の洗浄風景は他のブログにたくさん載せているので割愛させていただきます。
エアコンクリーニングの必要性
いきなり熱交換器のクリーニング後に飛びますが、写真を見ていただければ分かると思いますが、ヒゲが取れたのはもちろんですが熱交換器の色も綺麗なシルバーに戻っているのが分かりますね。
これで熱交換器の目詰まりはほぼ解消できました。
この後組み立てて試運転をしましたが、見違えるほど風が強く出ていました。
これからは年に一度の定期的なエアコンクリーニングをオススメします。