エラーコードU8三菱電機パッケージエアコン
エラーコードU8
三菱電機パッケージエアコンエラーコードU8の修理となります。
三菱製エアコンの修理で意外と多いのがこのエラーコードではないでしょうか。このエラーコードの内容をメーカーサイトで検索するとすぐにヒットします。
※室外ファンモータ回転数異常
と出てきます。要するに室外機のファンモーターが異常を起こしていて、基板に異常な電圧がかかった事によって基板も一緒にやられてしまい、室内機と室外機の通信ができてませんよー。
というエラーです。
室外機の小型化
ちょっと話がずれますが4馬力の室外機がこの小ささです。メーカーの努力が伺えますね。施工や修理をする身としては、軽量化はとても助かります。
ちなみに明日入れ替える現場はダイキンの4馬力ですが、もっと大きな室外機でした。
本題に戻りましょう。
まずはブレーカーを落とし基板に挿さっているコネクターを全部抜いていきます。
最近の室外機は見ての通りコネクタも少なく色分け、サイズ分けされているので非常に作業しやすくなっています。
わからなくてなるのを防ぐために、色んな角度から写真を撮っておく事をおススメします。
今はカメラ付き携帯が当たり前の時代ですからね、作業も捗ります。
ファンモーター交換
続いて問題のファンモーターを外します。
このファンモーターとファンを分離する作業がとても厄介なんですね。
ファンモーターのシャフトが錆びて固着してしまい、ファンとの分離がとても大変です。
556などを塗布してあらゆる手段を使って外すしかありませんが、ファン自体が3000円〜4000円ぐらいで仕入れられますので、お客様に前もって室外機ファンモーター、ファン、基板交換の提案をされてもいいかもしれませんね。
今回はあの手この手を尽くしてファンとモーターを分離できたのでファンはそのまま使用します。
基板交換、ファンモーター交換が完了したので試運転のためにブレーカーを入れ、スイッチを入れて数分待っても室外機が動きません。
やってしまいました。
スイッチ調整
そうです。三菱製の基板交換後はこの赤丸でかこってある部分のスイッチを、交換前の基板と合わせる必要があります。
まとめ
このスイッチを交換前の基板と合わせてもう一度試運転したところ、順調に室外機が回り出しました。室内機から冷気が出てるかの確認はできませんが、室外機から出てくる風が暑かったので室内からは冷気が出ていると推測できます。
この後お客様に状況を説明してこの日の作業終了です。
業務用エアコンの修理はオフィスKまでお電話下さい。