業務用エアコン入れ替え工事 三菱ツイン
業務用エアコン入れ替え工事
天井カセットエアコン同時ツインの入れ替え工事です。
既存のエアコンがガス漏れで効かなくなり、別の業者さんに何度も見てもらったりガスを補充してもらったり修理してもらったそうですが一向に回復せず今回うちに依頼が来ました。
当初の現調ではガス漏れ箇所の特定して修理するか、室内機から室外機までの冷媒管を総入れ替えし、冷媒ガスを補充する修理にしようかという話もありましたが、3月といえども沖縄では冷房を使用する日が出てきたので一番確実な方法である入れ替え工事となりました。
修理でも入れ替えでもどちらでも良かったのですが、入れ替えと決まれば入れ替えの準備にとりかかります。
今回の設置場所が海からものすごく近いので室外機に防錆処理を施すため、どんなに早くても1週間後の工事になります。
ここ沖縄では台風被害と塩害に関しては、予算が許すならされた方がいいかなと思います。
海辺のサンセットがウリのお店なんかでは塩害も台風時の被害もかなりありますからね。
室内機取り外し
いきなり工事当日です。
ガス漏れしているエアコンですが、まずは残りの冷媒ガスを室外機に回収します。いわゆるポンプダウンですね。
続いて室内機の取り外しにかかります。
エアコンの配線以外の配線が入り混じっていますので、配線を切ったり傷つけたりしないように細心の注意を払います。
今回の機種が同時ツインといって室外機1台に対して室内機2台のタイプです。
同時ツインなのでリモコン制御は1台と分となります。
分かりずらいですね。
要するに、2つのエアコンを1つのリモコンで管理するという事です。
なので、1台が壊れたらもう一台も壊れます。そして工事も室内機Aと室内機Bの冷媒管を、分岐管というもので繋げて1つにして室外機へと送る必要があります。
そのためには溶接が必要不可欠です。
分岐管溶接
室内機側の配管は先に距離を測り、テナントの外であらかじめ分岐管と溶接しておく事にしました。そうする事によって電気配線が入り組んでいる天井裏での溶接が最小限に抑えられます。
冷媒管を溶接するには溶接器はもちろん、エキスパンダーという道具等が必要になってきます。
溶接する際には煤に気をつけて溶接しましょう。
溶接で冷媒管をつなぎ、室外機まできました。最後の曲げはチューブベンダーで曲げます。
全ての配管をつなぎ終え真空引きをし、1時間ほど放置して配管内の真空が確認できましたら二方弁と三方弁を開放します。
試運転をしている間に台風対策をしていきます。
室外機台風対策
アンカーを4発打ち込み、アイボルトを入れます。
昨年の台風24号、25号クラスが来てもこのワイヤーで固定していれば倒れることはまずないでしょう。
床にアンカーを打っていますので、その部分はコーキングで下の階に雨漏りしないようにします。小さな事ですが大事な事です。
試運転時、室内機からはきちんと冷たい風が出ていました。
こちらの写真では見ずらいですが、吹き出し口付近の温度が15.1度、風速が3.3s/mとなっておりまえう。
同じ機械が2台ありますので、これで今年の夏は大丈夫でしょう。沖縄で業務用エアコンの入れ替え工事はオフィスKまでご連絡下さい。