パナソニックパッケージエアコンエラーコードF15
エラーコードF15
パナソニック製パッケージエアコンのオーバーホールです。
パナソニック製パッケージエアコンでエラーコードF15がリモコンに表示されていて運転が止まっているとのご依頼でした。
だいぶお待たせしてしまいましたが、他では対応できないと断られてしまったそうでうちに依頼がありました。
早速パナソニックのサイトでエラーコードF15を調べてみると
F15・エラーコード(リモコンに表示)
異常個所及び修理箇所
(1)ドレン水位フロートスイッチ異常
ドレンポンプ及びドレン配管
室内機コネクター
と出てきます。
フロートスイッチ作動
要するにドレンパン が一杯になりそうでフロートスイッチが作動しましたよと言う事ですね。
早速分解していきましょう。
いきなり熱交換器ですが、写真で見ても分かる通りかなり汚れています。というか、30分程冷房運転していたのに一滴も結露していません。
そもそも熱交換できていなかったと言う事でしょうか。
エアコンというのは本当にナイーブですからね、汚れで熱交換器が詰まったりするとガスがうまく回れなくて冷えなかったりするんですね。とても繊細です。
ルーバーモーター
ひとまず分解したパーツを洗いますがその前に、パネルからルーバーモーターだけは必ず外しておきましょう。今回のパナソニックはここの角に2個ついていました。
分解したパーツは外で1つ1つ洗っていきます。写真はありませんが、カビキラーとブラシを使って隅々まで洗いましたよ。
僕は色んな薬品や洗剤を試してきましたが、やはりカビにはカビキラーが一番効くなと最近悟りました。
室内機の熱交換器を洗いましたが、真っ黒な水がどんどんでてきました。13リットルと10ガロンのバケツをほぼ満タンにするぐらいまで水で洗い流す作業を4往復しましたので、100リットルぐらいの水で洗い流したのではないでしょうか。
それでも綺麗になって行くのを見るのは快感です。
熱交換器洗浄後
見違えるほど綺麗になりましたね。水圧は2.5mpaぐらいで洗いましたよ。
水圧は強けりゃいいってもんではありません。ほどほどの水圧で時間をかけてじっくり洗い流します。
全部を洗い終わったらブロワーで水気を飛ばし、組み立てます。
組み立てまで順調に終わったら試運転です。
試運転時は冷気もきちんと出ていてドレンもしっかり確認できました。後片付けをし、この日の作業終了です。